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Airbnbといえば、シェアリングエコノミーを代表するサービス。既に全世界でよく知られた有名サービスに成長し、ホスト、あるいは客として利用することも珍しくなくなりました。最近ではただ単にAirbnbを利用するだけでなく、不動産投資のようにAirbnb物件への投資も行われるようになってきています。本記事では、いわゆる「Airbnb投資」とその影響、そして注意点についてまとめました。

目次

1.Airbnb投資と不動産投資を比較

  • 不動産投資の特徴
  • Airbnb投資の特徴

2.Airbnb投資と関連して発生する経済効果

  • 増えつつあるAirbnb物件の掃除代行
  • Airbnbから生まれる需要は他にも

3.投資を始める際の問題点

  • 実際の物件探し
  • 海外インバウンド客と言語
  • ハウスルール

4.まとめ

1.Airbnb投資と不動産投資を比較

不動産投資の特徴

まずは不動産投資のメリット・デメリットについて見てみましょう。

不動産投資のメリットは、長期的に安定した収入を毎月得られること、またその家賃の変動が少ないことが挙げられます。

他にも、節税対策や相続対策としても有効です。定年後ならば私的年金の代わりにもなりますし、資産としても残ります。

逆にデメリットはというと、まず空室リスクがあげられます。入居者がいなければ収入も入ってきませんので、これは大きなデメリットと言えます。また、老朽化などきちんとメンテナンスをしなければ資産価値が落ちるため、入居者が減少、空室リスクはさらに高まります。

また、どのような投資にも当てはまることですが、所有していた不動産の価値が下落したり、手放したい時に有利な売却ができないという可能性もあります。

 

Airbnb投資の特徴

Airbnb投資はというと、まずメリットといえるのが初期費用の安さです。物件を借りて、人が宿泊できるよう内装を整えれば事前準備が完了するため、引越しするのと同程度の費用で始めることができます。ニーズも高まっているので、利用客の確保も容易いうえ、こちらから宣伝しなくでもAirbnbのプラットフォームだけで十分です。

表

しかし実際運用し始めると、シーズンによって利用数に変動があることがわかります。やはり観光シーズンには利用が集中しますが、オフシーズンになれば利用者も減り、収入も当然減ってしまいます。不動産投資と違って変動があるのはデメリットのひとつです。

他にも清掃はどうするのか、鍵の受け渡しはどのようにするか、という問題があります。どちらも自分でやるには手間ですし、外注するにしてもある程度の費用がかかるため、デメリットと言えるかもしれません。利用客とのトラブルも想定されます。

2. Airbnb投資が新たな需要を生む?

増えつつあるAirbnb物件の掃除代行

前章でみた通り、初期コストは安く済むAirbnb投資ですが、その後の管理にコストがかかりそうだといえます。利用客が訪れるたびに清掃しなくてはならないし、家電を含めた備品のメンテナンスも必要です。

しかし、利用するたび自ら清掃するのでは手間になります。副収入源としてAirbnb投資をする場合はその時間も捻出できません。そのため、掃除代行を外注する必要が生じます。

その具体例の一つとして挙げられるのが「Anytimes」というリソースシェアのサービスです。

料理代行やペットの世話、買い出しの代行など、「ちょっと頼みたいこと」をシェアする「Anytimes」。プラットフォームを覗くと、「Airbnb掃除代行」という依頼が多数寄せられています。

anytimes

一方で依頼を受ける側でも、清掃代行を中心に引き受ける人がいるので「Airbnb清掃代行」はひとつの新たなカテゴリとして確立しそうな程の案件数です。

Airbnbから生まれる需要は他にも

また、清掃だけでなくAirbnbにまつわる業務全般を代行するサービスも存在しています。具体的なサービス内容は市場調査やリスティング、ゲストとのやりとり、チェックイン・アウトなど。日本国内でも多くの企業が代行サービスを展開していますが、Webサイトを見る限りそのサービス内容に大きな差はないようです。

(参考:民泊オーナーの効用を最大化?!シェアを支援する「Pillow」

代行

そこで、さらにこうした代行サービス探しをサポートするポータルサイトが多数登場しています。ランキング形式やまとめ形式で各サービスを比較しており、選定に役立ちそうです。

このように、いざ始めた時に頼れる環境が、Airbnb投資を後押ししているのかもしれません。Airbnb投資が流行し始めたことで、このようなサービスが増えてきたとも言えますが、Airbnbという新しいサービスを起点として経済的な好循環が生まれていると推測できそうです。

 

3.投資を始める際の問題点

「Airbnb投資のデメリット」としてもいくつか浮上していた「問題点」。投資する前に確認しておきたい、起こりうるトラブルをいくつか紹介します。

物件探し

初期費用が安く比較的手軽に始められる「Airbnb」ですが、最初の壁が「Airbnb利用ができる物件を見つけられるか」という点。物件の管理元との相談となりますが、Airbnbは外国人利用者が多く、いい顔をしない大家さんもいらっしゃるでしょう。無断では始められませんので、ここが最初の問題として浮上することになりそうです。ちなみに、無断でAirbnb利用した場合、「無断転貸」となり賃貸契約の解除・立ち退きになる場合があります。

海外インバウンド客と言語

Airbnbを利用する多くは海外からきた観光客です。そういった外国人観光客が利用者になる場合英語での対応が必須になってきます。

事前の予約対応や、鍵の受け渡しの対応など、英語でのコミュニケーションが必要になる場面は多くあります。また、備品の使い方や部屋のルールを示した英語の注意書きを、前もって用意しておくことも大切です。不要なトラブルを避けることができます。

ハウスルール

Airbnb運用で想定されるトラブルのひとつに、利用客のマナーの悪さから生じる近隣トラブルがあります。騒音問題や、ゴミだしのルール違反など、様々な原因が想定されます。

近隣とのトラブルにならなくとも、退出時に電気がつけっぱなし、部屋は散らかり放題、禁煙なのに喫煙されるなど利用マナーが悪いこともあります。

そういったリスクを回避するために、ハウスルールを事前にきちんと決めることが大切です。また、利用客にそれを理解してもらうこともホストとして必ず徹底しましょう。

 

まとめ

最初は、スマホ1台で簡単に見知らぬ個人同士が部屋の貸し借りをできる手軽さが注目されたAirbnb。そんな体験のフェーズから、今では第3者の立場で投資するという活用のフェーズが生まれてきています。清掃代行といった活用を支援するサービスも現れ、Airbnbを取り巻く環境はどんどん変化していく最中にあります。しかし、こうした変化はおそらくAirbnbだけではないでしょう。新しいシェアリングサービスが数多く生まれている現在、サービスの数だけ新たな投資機会が生まれていくのかもしれません。

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