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注目のシェアリングエコノミービジネスのなかでも、空きスペースを利用したスペースシェアビジネスが盛り上がりを見せています。今回は、スペースシェアビジネス各社が提供するサービス7つを紹介します。誰もが手軽にサービスの利用者や提供者になれるスペースシェアビジネスは、遊休資産の活用を通して社会の活性化に貢献するとともに、新たなビジネスのチャンスを広げる大きな可能性を秘めています。

目次

  1. 空きスペースを利用したビジネスの盛り上がり
  2.  主な空きスペースを利用したシェアリングサービス7選・monooQ(モノオク)
    ・ecbo cloak(エクボクローク)
    ・Sheeps(シープス)
    ・SHOPCOUNTER(ショップカウンター)
    ・NOKISAKI BUSINESS(軒先ビジネス)
    ・nokisaki PARKING(軒先パーキング)
    ・SPACEMARKET(スペースマーケット)
  3. スペースシェアビジネスの新しい動き
  4.  まとめ

1空きスペースを利用したビジネスの盛り上がり

スペースシェアビジネスといっても、マッチングの対象となる空きスペースは、空き家、駐車場、物置、お店の一部、イベントやポップアップショップ用スペースなどさまざまです。さらにはスペースの活用方法も多様で、スペースを丸ごと、あるいは一部だけ活用することもできれば、閉店後の店舗スペースを利用するといった時間限定のシェアもできます。

また事業者はマッチングのプラットフォームの提供にとどまらず、さまざまな利用者サポートメニューで各社ともに差別化を図っています。

手軽にサービスを利用できるのはもちろんですが、必要な審査や登録を経れば、個人、法人を問わず誰でも空きスペースの提供者になれます。サービス利用者と提供者双方にとって有意義な経済効果が期待できるため、今後、関連市場は大きくひろがる可能性を秘めています。

 

2主な空きスペースを利用したシェアリングサービス7選

monooQ(モノオク)

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https://monooq.com/

スペースの種類:個人宅や店舗の物置、クローゼット、空き部屋、屋外倉庫など

対応エリア:日本全国

対応時間:1ヶ月〜

利用料:会員登録は無料。1日スーツケース2個で1,000円程度が目安

monooQ(モノオク)は、物置用空きスペースのマッチングのためのプラットフォームを提供しています。同プラットフォームに無料会員登録をすれば、同一のアカウントでホスト(管理スペースを提供する側)とユーザー(荷物管理を依頼する側)双方のサービスの利用が可能となります。

また、荷物に対し自動的に受託者賠償責任保険が適用されるため、トラブル時には最大10万円が保証されます。決済はPaypalで事前に行い、荷物授受の場所はホストとユーザー双方の当事者間で自由に設定できます。

関連記事:

個人の空きスペースで荷物を管理するシェアリングエコノミー「monooQ」とは?

 

ecbo cloak(エクボクローク)

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https://cloak.ecbo.io/ja

スペースの種類:各種店舗、ホテル、駅、郵便局など

対応エリア:日本全国(2018年度には全国1万店舗突破を目指す)

対応時間:1日〜

利用料:バッグサイズ300円、スーツケースサイズ600円。ともに1日料金

ecbo cloak(エクボクローク)は、カフェやホテル、郵便局などの空きスペースに、コインロッカーと同料金で荷物を預けるサービスです。

利用者はスマートフォンで事前に予約し、登録時のクレジットカード情報で簡単に決済ができます。預けるスペースや場所を事前に確認しているので、荷物サイズとの相性や設置場所の探索など、これまでのコインロッカーにありがちだった悩みを一気に解消してくれます。

今後、預けた荷物の配送サービスや、IOS及びAndroidのアプリを導入する予定です。

関連記事:

街中のスペースに荷物を預けられる「ecbo cloak」預けた荷物の配送サービスも視野に

 

Sheeps(シープス)

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https://sheeps.jp/

スペースの種類:各種店舗、レンタルスペース、スタジオなど

対応エリア:全国

対応時間:1時間〜

利用料:ホスト、ユーザーともに登録は無料。売上げの20%及び決済手数料5%

Sheeps(シープス)は、日本初の貸切りスペース検索サービスとして2012年にオープンしました。パーティ、セミナー、イベントなどの開催を企画するユーザーと、貸切りでの利用が可能なスペースを提供するホストのマッチングをするプラットフォームとして現在に至っています。

また、シープスではユーザーの利用目的に合わせて最適な貸切スペースを提案するコンシエルジュサービスも提供しています。手数料はレンタルスペースサービス各社と比べてリーズナブルな設定で、イベント開催を支援するオウンドメディアEventista(イベンティスタ)ではさまざまな情報提供も行っています。

 

SHOPCOUNTER(ショップカウンター)

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https://shopcounter.jp/

スペースの種類:主要商業地の路面店舗、小売店、店舗の壁や棚、ショッピングセンター、駅、空港など

対応エリア:東京、大阪などの主要都道府県

対応時間:1日〜

利用料:成約金額の最大35%。ホスト、ユーザーともに登録無料

SHOPCOUNTER(ショップカウンター)は、ポップアップストアや展示会、イベントなどに適したスペースのマッチングサービスです。

会員登録をすれば、保証金や敷金礼金といった初期費用なしで最短1日から気軽に出店できます。

同時に複数のスペースのオーナーと相談・交渉が可能で、出店条件がまとまればオンラインでスペース利用料を決済します。さらに、サイト上で希望の出店先が見つからない場合、会員はサイト掲載前のスペースを中心に出店先の提案を無料で受けられます。

ほかにも百貨店や商業施設での企画出店のオファー、什器・内装などの出店時サポートも行っています。

 

NOKISAKI BUSINESS(軒先ビジネス)

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https://business.nokisaki.com/

スペースの種類:大手小売店舗やビルの軒先、ビルの屋上、駐車場など

対応エリア:全国

対応時間:数時間〜

利用料:成約金額の35%。ホスト、ユーザーともに登録無料

NOKISAKI BUSINESS(軒先ビジネス)は、ポップアップストアや展示会などのためのスペースのマッチングサービスです。ユーザーは目的に応じて数時間から一日単位で全国2300ヶ所以上のスペースが利用できます。

敷金礼金や保証金などの準備金はなくスペース利用料のみでの利用となるため、ユーザーの負担は軽減されます。さらに軒先ビジネスでは、同社SNSやサイト内でユーザーの販売品や提供サービスのPRを行い、集客のフォローもしています。

ほかにも会員は什器や備品のレンタル、経費の記帳代行、スタッフ派遣などの提携サービスを会員特価で利用できます。トラブル対応ですが、軒先ビジネスに登録されたスペースはすべて借用不動産賠償補償に加入しているため、万が一の際も安心です。保険料はスペース利用料に含まれています。

 

nokisaki PARKING(軒先パーキング)

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https://parking.nokisaki.com

スペースの種類:駐車場(個人宅、商業施設、マンション、月極、コインパーキングなどの設備投資がなされていない空地など)

対応エリア:全国

対応時間:1日〜

利用料:駐車場利用料金の35%。ホスト、ユーザーともに登録無料

nokisaki PARKING(軒先パーキング)は、駐車スペースのマッチングサービスです。駐車場を利用したい人は事前に駐車場を検索・予約し、カード決済をします。一部例外はありますが、予約日内であれば自由に車両の出し入れができます。

登録料や月会費は不要で、免許証を持っていれば誰でも簡単に登録・利用できます。また、スペース登録者は、1日単位で貸出設定、予約受付期間、貸出日、時間設定などを自由に設定できます。

ほかに、スペースの登録の手間を省く登録代行サービスの提供、ナビゲーションサービスなどを提供する企業と提携し利用者の集客なども行っています。

 

SPACEMARKET(スペースマーケット)

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https://spacemarket.com

スペースの種類:パーティ会場、会議室、公共施設、宿泊施設など

対応エリア:全国

対応時間:1時間〜

利用料:時間貸しスペース利用料の30%。宿泊の場合は10%

SPACEMARKET(スペースマーケット)は、空きスペースから民泊までカバーするマッチングのプラットフォームです。2014年の創業時には映画館、野球場、お化け屋敷といったユニークな施設が利用できることから大きな話題となりました。現在、登録されたスペースは全国で9000カ所に届く勢いとなっています。

また、同社は民泊利用者をサポートするコンシエルジュサービスを提供しているため、ゲストが宿泊施設を探す際、担当者は宿泊先を紹介し、予約の成立までサポートします。 予約成立前でも電話番号やメールアドレスを公開せずにホストに質問や連絡ができるメッセージ機能なども備えています。

さらに自治体や異業種との積極的な連携によって、スペースシェアビジネスの可能性を広げています。

関連記事:

空きスペースの時間貸しから民泊利用まで!注目サービス「スペースマーケット」とは?ビジネスモデルからユーザー数までまとめ

スペースマーケットが日本のスペースシェアをリードする。その立ち上げから最新情報まで徹底解説

 

3.スペースシェアビジネスの新しい動き

多種多様なスペースシェアビジネスですが、すでに新たな動きの模索が始まっています。

例えば、スペースマーケットは地方自治体と事業を連携し、公共施設のマッチングなどを始めています。こうした試みは、自治体が抱える人口減や税収減といった課題の解決の糸口としても注目されており、今後生活インフラのひとつとして欠かせない要素となる可能性を秘めています。

また、軒先ビジネスはシェアリングビジネスへの期待の高まりを受けて、従来のスペースマッチングのビジネスモデルにとどまることなく、ビジネスユーザーにフォーカスしたサービスへと全面的なリニューアルを経て現在に至っています。

さらに、エクボクロークを運営するエクボは、2018年2月JR東日本やメルカリなどからの資金調達を発表しました。こうした新たな動きは全体のほんの一部に過ぎず、スペースシェアビジネス関連市場は拡大の一途を辿っていると言えるでしょう。

 

4.まとめ

スペースシェアビジネスは遊休資産の活用を通して地域や社会の活性化に貢献するだけでなく、さまざまなビジネスチャンスを秘めています。

関連企業への新規投資や大手企業との業務提携などの動きが加速していることはその表れであり、わたしたちの生活を巻き込んだ大きなうねりとなりつつあります。これまでのわたしたちの働き方やライフスタイルさえ大きく変わる可能性を秘めていると言えるでしょう。

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