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民泊やカーライドなど、続々と新しいサービスが生まれているシェアリングエコノミー市場。空いている時間や空間を他人に貸し出すことで、だれもが簡単に“副業”ができると、利用者も急増しています。

そんな中、駐車場のシェアリングサービスに大手企業が続々と参入しており、リクルートもこれに続く形で2017年5月からサービスを開始します。全国600万件の物件情報を扱う不動産ポータルサイト「SUUMO」の実績を武器に、15分10円~という破格の料金で駐車場を貸し出します。乱立する競合サービスとどのように差別化していくのか、「SUUMOドライブ」の仕組みと、駐車場シェアリング市場の現況をお伝えします。

目次

  1. リクルートがSUUMOと駐車場シェアリングへ参入
  2. 空きスペースを有効活用する様々なシェアリングエコノミーサービス
  3. まとめ

リクルートがSUUMOと駐車場シェアリングへ参入

利用者にとって格安、使いやすいのが魅力

リクルートが提供している「SUUMOドライブ」とは、空き駐車場を貸したい不動産会社に駐車場を探している人を紹介するマッチングサービスで、2017年3月時点で掲載件数は1万件を突破しました。

駐車場を探している利用者は、専用アプリやWebサイトから、目的地を検索して、駐車場、利用時間を選択。後はクレジットで決済という簡単な手続きで申し込めます。イベントで駐車場が見つからなかった時、買い物に行く時、また旅行に出かけた時など、事前に予約でできるので、探す手間も必要ありません。しかも15分10円~と、15分単位で借りられるのも魅力です。

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掲載から成約まで全て無料!提携駐車場の利用者を増やす

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「SUUMOドライブ」の立ち上げとなったきっかけは、「空き駐車場がいっぱいあるのに、広告費用が出せず、運用に困っている」という不動産会社の声からでした。そのため、登録される駐車場は法人管理または所有のものに限定しています。

登録費・導入費・運用費・掲載費も全て無料で、駐車場オーナーは、時間単位で貸し出すコインパーキング方式と、月単位で貸し出す月極方式の、2つから選べるようになっています。時間単位の場合、周辺の有料駐車場料金から自動的に適切な料金を算出する仕組みとなっており、コインパーキングより低い料金設定となっています。

サービス開始にあたり、2016年8月よりβ版として「SUUMO月極駐車場」をリリースしました。月極駐車場の募集をしながら、月極契約が決まるまでは「SUUMOドライブ」において時間貸しで収益があがるようになっています。2017年3月時点ですでに、全国31の都道府県で掲載件数1万件以上を突破しました。今後、「SUUMOドライブ」では、不動産ポータルサイト「SUUMO」のネットワークを生かし、さらなる拡大と全国網羅を狙っています。

 

空きスペースを有効活用する様々なシェアリングエコノミーサービス

乱立する駐車場シェアリングサービス、今後どう個性を出せるかが課題

駐車場シェアリングサービスの代表的なサービス事業者のひとつに、スタートアップ企業の「akippa」があります。同社は駐車場不足を解消するため、2014年からサービスを開始。2016年12月には、トヨタ自動車と提携し、トヨタ自動車のナビアプリ「TCスマホナビ」でakippaの登録駐車場が検索できるようになりました。

2016年8月から業界最大手の「タイムズ」も「B-Times」という駐車場シェアリングサービスをスタートしました。こちらは、駐車スペースごとに利用可能時間が決まっており、1日単位で借りることができる仕組みです。これまで構築してきた約17万件の駐車場ネットワークと、約570万人の会員基盤を武器に、競合社との差別化を図っています。
2016年11月には三井不動産リアルティ、続いて2月には楽天が参入、さらに人気スポット周辺の空き駐車場を提供する「軒先パーキング」や愛知県を拠点とする「スマートパーキング」など、スタートアップ企業も乱立しています。今後は、持っている資源を元に、いかに効率よく、他社との差別化を図れるかが、厳しいレースに勝ち抜くための鍵となっていきそうです。

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https://www.akippa.com/

駐車場だけではない、空きスペースのシェアリングサービス

空きスペースのシェアリングサービスで、代表的なものに民泊があります。民泊、駐車場以外にも、事務所や会議室を共有できるシェアオフィスサービス、音楽スタジオやパーティ会場の貸し出しなど、様々な空間シェアサービスが展開されています。

2017年3月には、自宅や店舗の空きスペースを荷物置き場として貸し出す「monooQ(モノオク)」など、ニッチなサービスも出てきました。市場参入者が増加するなかで、サービスも多様化しています。

 

まとめ

今回は、大手企業が続々と参入する駐車場シェアリングサービスについて解説しました。駐車場シェアリング市場は、最近参入した大手企業と、もともとあるスタートアップ企業とが競う形で、厳しい戦国時期を迎えています。必要とされるエリアでいかに駐車場を確保できるか、使いやすい予約システムを提供できるか、駐車場シェア各社がしのぎを削っています。

駐車場シェアリングは、2020年の東京オリンピックの深刻な駐車場不足の解決策になるとも期待されています。各社のサービスがどのように発展していくのか、市場のシェアがどのように変化していくのか、注目が集まります。

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