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忙しい現代の女性たちにとって、毎日の「料理」は悩みの種。手軽においしいものが食べたい。でも、買い物に行って具材を買い揃えるところから始まり、調理するには手間もスキルも必要になってきます。

そこで注目されているのが、“食”のシェアリングエコノミー。具材や調味料のシェアだけではなく、なんと料理会といった食事の場やシェフのスキルまでシェアすることができるようになりました。その便利さを体験した人の口コミやSNSから、いま人気が高まっています。本記事では、そんな食に関するシェアリングエコノミーの事例を集めました。

目次

・食のシェアリングサービス事例

  1. UberEATS
  2. Feastly
  3. Tadaku
  4. MyChef

・まとめ

食のシェアリングサービス事例

1. UberEATS レストランの食事を配達するプラットフォーム

Ubereats

ライドシェアリングサービスのUberが提供している「UberEATS」は、レストランの食事をデリバリーするアプリです。カナダのトロントでスタートし、既にアメリカのシカゴ、ヒューストン、ロサンゼルス、サンフランシスコ、ニューヨークでサービスが始まっていて(2016年4月時点)、今後は他都市にも展開する予定です。

UberEats

UberEATSが手数料を取りながら、ユーザーと登録してあるレストランをつなぐ役割をしています。ユーザーは数百のレストランのメニューから配達を依頼することができます。また、「早く」届くものを厳選したInstant Deliveryのメニューからも一部用意されています。
さらに、地域の人気メニューを調べたり、朝食や昼食、夕食といったジャンル分けでメニューを検索したりもできます。アプリに対応しているところは、レストラン名でも検索できます。注文から到着までの推定時間が分かるほか、発注した場合はドライバーの位置確認も可能です。

売れ残りの心配がない? UberEATSの買い取り体制

Uber eats

食事は契約分すべてをUberEATSが買い取るため、完売しても売れ残ってもレストランにとって収支は変わりません。UberEATSは価格の3割を手数料として取りますが、3割という比率は、フランスにある他のデリバリーサービスとほぼ同じだそう。店の知名度を上げたい場合、Uberと提携することでアプリ登録者に食事内容のメールを送付したり、店のチラシやメニューを食事と一緒に配ってくれるため、大きなPRに繋がるといいます。

2. Feastly 料理が得意な一般人やプロのシェフによる食事会が見つかるプラットフォーム

Feastly

食事を共にすることによって、今まで知りえなかった人々と出会えるのが「Feastly」です。Feastlyは2012年1月にプライベートベータ版がローンチされて以来、シリコンバレーの有名投資家の間で競合になるほどの人気サービスです。

Feastly

Feastlyは、料理提供者の自宅に足をはこび、それまで会ったことのない他の参加者と食事ができるマッチングサービス。料金は無料のものから200ドル(約2万円)まであり、シェフ自身が自由に設定する仕組みです。料金の20%は手数料として運営側に支払われます。

メニューも手軽な料理からフルコースといった本格的なものまでバラエティーに富んでいます。

サイトを見てみると、日付や都市、キーワードで食事を検索することができます。

また、シェフの各ページには、提供できるコース、コース内容、シェフのプロフィールが掲載されています。ただ趣味として料理が好きという人もいれば、中にはプロも。

発想はCEO  Noah 氏の海外旅行体験 “本場の味を体感したい!”

2015年2月に行われた海外サイトのインタビュー記事によると、Feastlyの構想を得たのは、CEOのNoah Karesh氏がグアテマラに旅行した時のこと。「その土地ならではの食事を楽しみたい」と感じて、現地の少年にグアテマラ料理のレストランを尋ねたところ、少年の家で母親の作る素晴らしいグアテマラ料理を振るまってもらうことができたのです。

この経験から「世界中のどこにいても、もっと美味しい料理を食べられるようにしたい。また、何百万人のシェフが自分の料理を広めるため後押しをしたい」と同氏は感じて、サービスを始めました。旅行者ならではの気づきが、ビジネスチャンスを掘り出したのです。

3. Tadaku 日本にいる外国人に母国の料理教室を開いてもらうプラットフォーム

Tadaku

Tadaku」は、日本に住んでいる外国人が自宅で料理教室を行うサービス。みんなで料理を作り、食べて、会話を楽しみ、外国人講師と仲良くなれる、まるで海外ホームステイをしたような体験が味わえます。

その国ならではの調理器具に触れたり、食べ方を試してみたり、料理の歴史について話したり。レッスンが終わる頃には、一日でその国に旅行した気分になるのがTadakuの特徴です。講師によっては、英語で開催する人もいるので、料理と同時に英会話も勉強でき、一石二鳥。

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レッスン代は食材により異なりますが5,000円前後となります。

Tadakuがスタートしたのは、2013年10月。日本で働いていたスペイン人のTao氏が、スタートアップ企業家体験イベントに参加したことがきっかけ。そこでのアイデアを踏まえ、Tadakuの運営を始めました。

4. MyChef プロのシェフを家やパーティー会場に呼ぶ出張料理サービス

Mychef

マイシェフ株式会社が運営する「MyChef」は、東京・神奈川・埼玉・千葉でサービス提供している、リーズナブルな出張シェフサービス。資本金300万円で清水昌浩氏が2012年4月に設立しました。最初の1年は市場調査やオペレーションテストなどを進めてサービスの標準化を図り、2013年9月4日より本格的にサービスを開始しました。

MyChef

サイトには色々な料理の写真が並び、利用者はシェフが提供するメニューや価格などを見て、サービスを選ぶことができます。このサービスの大きな特徴は、指定した場所にシェフが来てくれるというところ。場合によって、食材の購入からお願いできます。→働く女性や、忙しい子育て主婦などに人気!

メインターゲットは都内の働く女性や育児中の主婦。記念日や休日に家族や親戚を自宅に招いての集まりや、ママ友同士のホームパーティーなどへの利用が増えています。5~6名での利用が多く、1回の派遣時間は3時間半程度。メニューは、シェフお勧めの4品を提供します。この料金は、一般的な出張料理と比べて3分の1程度と格安になっています。

安さの秘密は、固定費が比較的掛からないこと!

Mychef facebook

安さの秘密は、ふだん飲食店で働いているシェフが登録しているため、飲食店と比べて固定費が掛からないためです。また、仕込みはせずに現地に材料だけ持っていき、その場で調理をするオペレーションも低コスト化の一因です。

まとめ

国内外で人気を博している“食”のシェアリングサービス。それによって、レストランで味わうような食事を自宅などで、手軽に安価で味わうことができるようになりました。

また、単に食事するだけではなく新たな人との交流の場になったり、異国文化に触れたりと付加価値的な要素もユーザーには魅力的です。

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