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今やシェアリングエコノミーの代表的サービスとして、全世界で展開されている民泊事業。このビジネスチャンスの波は勢いを増し、民泊オーナーはどんどん増加していっています。

しかし、このビジネスにも壁があります。それは、保有する物件の稼働率が上がると、必要な業務も増えてしまうという点です。そうなるとオーナー1人では対応しきれない状況にも陥り、民泊運営に支障をきたす可能性が発生してしまいます。

もちろん、その問題をクリアにする仕組みも出来上がっています。米国には、増加していく業務に対応しきれない民泊オーナーをサポートするサービスがあるのです。そこで本記事では、ありとあらゆる民泊業務を代行する「Pillow」についてまとめました。

目次

1.Airbnbオーナーを徹底的に支援する「Pillow」とは

  • Airbnbとオーナーの間に立つブローカー

2.実際なにをしてくれる?サービス内容とは

  • 煩わしい行程を全て「Pillow」にお任せ!
  • 業務を代行するのはその道のプロ!高品質サービスの提供に強み

3.民泊仲介業の現在の市場は

  •  海外には数多く存在するAirbnbブローカー
  •  民泊仲介業者の日本での展開は?

4.まとめ

1.Airbnbオーナーを徹底的に支援する「Pillow」とは

Airbnbとオーナーの間に立つブローカー

Airbnbを利用して自宅の空き部屋や別荘、遊休不動産から収入を増やしたいと思う人はたくさんいるでしょう。しかし、民泊運営は決して簡単なものではありません。

予約成立までのゲストとのやりとりが必ず発生します。英語や他言語の対応、時差による時間差の連絡など成立までは決して一筋縄ではいけません。チェックインをするまでのスマートな対応も求められます。

実際に、ホストの不手際が理由でチェックイン間際にキャンセルをするゲストはたくさんいます。

他にも、道案内、部屋の使い方の説明や鍵の受け渡し。チェックアウト後の清掃など様々な業務をこなさなければなりません。

自宅近くの物件ならまだ自分の手が届くかと思います。しかし、遠方にある物件を自分で管理しようものなら往復の時間も考えなければなりません。加えてチェックアウト後の清掃は、部屋の広さによっては重労働になってしまいます。

また、民泊運営をサイドビジネスとして考えている人にとっては、本業の傍らでこのような複数業務に取りかかるのはとても厳しいものでしょう。かといって、ないがしろにしてしまうとビジネスとして成り立たなくなる恐れもあります。

そこで「Pillow」の出番です。民泊運営にかかわる業務を代行し、オーナーの代わりにゲストをおもてなししてくれます。

pillow

Pillowの利用料は掲載した物件の価格の15%となります。これはAirbnbの手数料3%とは別のため、サービスを利用する際は、物件の価格を引き上げないと収入額が減ってしまいます。価格を上げることは不利になるかと思われるかもしれませんが、その対価で得られるものを次の見出しでまとめました。

2.実際なにをしてくれる?サービス内容とは

煩わしい行程を全て「Pillow」にお任せ!

Pillowはあらゆるサービスを提供しており、具体的な業務例は以下の通りになっています。

  • マーケティング
  • ゲストとのやりとり
  • 予約管理
  • 収益管理
  • 価格調査
  • 鍵の受け渡し
  • 清掃
  • チェックアウト後の確認
  • 部屋の物品の補充
  • ゲストが滞在中のトラブル対応

誰でも宿泊施設を提供できる民泊ですが、滞在するゲストはあくまでお金を払ってサービスを受けるお客様。当然、用意されたサービスに対してシビアに評価を下します。行き届いてないサービスへの不満はレビューとなって表れ、他のゲストからマイナスイメージを抱かれてしまいます。

ですので、きめ細やかなサービスを提供できなければ、民泊運営を発展させていくことはほぼ不可能です。

そこでPillowに代行を依頼することで、ホテルのような宿泊施設に劣らないほどのサービスを提供でき、ゲストの満足度を高めてくれます。

また、旅行などで長期期間自宅を空けるタイミングで自宅を民泊として提供したいと考えるホストも多くいます。家主が不在の状態でも民泊運営が可能なのは、Pillowが代行業務を果たしてくれるからなのです。

自分はバカンスをしながら、お金を稼ぐことができるという夢のような話をPillowが叶えてくれるのです。

業務を代行するのはその道のプロ!高品質サービスの提供に強み

Pillowの特徴は、ズバリ質の高いホスピタリティです。運営に必要な業務ごとに専門的なスタッフが対応してくれるので、全体を通して高品質なサービスを提供できるのです。宿泊業を経験したことがないオーナーでも高品質なサービスを提供することができます。

ゲストが散らかしていった部屋の清掃など、ハウスクリーニングを専門とするスタッフと素人のそれを比較すれば、差は歴然です。

また、サービスの品質を高めるシステムも作られています。Pillowでは、クリーニングスタッフにフィードバックができ、それによってPillowのサービスが改善されるようになっているのです。

手を抜くことができない業務、けれどもそこまで時間と労力をかけられない。そんな悩みを一気に解決し、かつ収益をもたらしてくれるPillowの代行業務はとても価値のあるサービスといえるでしょう。手数料をペイできるよう、部屋の設定金額を少々上乗せしても、その価値の高さを考えれば痛手と感じることはないでしょう。

3.民泊仲介業の現在の市場は

海外には数多く存在するAirbnbブローカー

Pillowのような代行業の市場のなかには、競合業者も数多く存在します。その中から、知名度のあるサイト「Beyond Stays」と「Guesthop」の2つをご紹介いたします。

beyond

Pillowと同じく、どちらも予約からチェックアウト、アフターフォローまで様々な業務の代行サービスを提供しています。

Beyond Staysが強くアピールしているのは、民泊運営における収入を、ホスト自身で行うよりも30%アップさせるというものです。物件の単価の引き上げと稼働率上昇における独自のノウハウによって、30%の上昇を見込めるというものです。

guestehop

対して、Guesthopでは細分化された料金プランを確認できました。代行業務全てを依頼すると収入の15-20%の料金ですが、もう少し内容がカットされたプランになると110ドルからサービスを受けられるというものです。

また、どちらのサイトも実績を掲載しています。サービスを利用したらこんな部屋を提供できる、とホストへの訴求効果がある工夫がされています。

beyond2

「Beyond」より。物件紹介のページ。

どちらのサイトも、それぞれが強みとして表現している部分を感じることができました。今後出現してくるであろう代行業者が展開するサービスにどのように対抗していくのか、今後の動向が気になるところです。

民泊仲介業者の日本での展開は?

Pillowのような民泊運営代行業者は日本でも発展していくのでしょうか。日本にはあらゆる業務を代行するサービスを提供しているAnytimesというサイトがあり、清掃業務も請け負ってくれます。しかし、前述までの通り、民泊の運営は清掃だけではないので、その他の業務も代行してもらわなければなりません。

そこで、国内の代行サービスを展開する企業やサイトをリサーチしてみました。

zens

Zens」公式HPより

twist

Twist」公式HPより

やはり、日本でも民泊運営の代行業者は多数存在していました。サービス内容はPillowと大差はありません。市場調査、リスティング、ゲストとのやりとり、チェックイン・アウト、清掃など、国内の代行業サイトのほとんどのサービス内容は差別化するのが難しいほどです。

ただ、価格設定が異なっているのが大きなポイントとなっています。パッケージ料金などを用意しているサイトもあり、一部のサービス、またはすべての業務を代行してもらうフルパッケージなど、ホストが自由に選択できるような設定がされているのが印象的でした。

4. まとめ

シェアリングエコノミーの爆発的な普及によって、シェアリングをより快適に、効率的にする支援サービスも破竹の勢いで台頭しています。個人が所有する資産を共有するビジネスですが、それに伴う業務は規模が大きくなればなるほど個人のキャパシティを超えていくため、こういったサービスは提供者のニーズにかなっています。

2016年は日本における民泊元年とも言われており、Airbnbをはじめとする民泊サービスの認知度はさらに高まっていくと考えられます。そういった状況のなかで、代行市場はどのように拡大していくのでしょうか。また、日本にもすでに様々な代行業者が存在していますが、どのようにサービスが差別化されていくのでしょうか。今後の変化に注目したいところです。

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