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スキルや遊休資産を個人が自由に売買、交換できるシェアリングエコノミーの市場は、近年急速に拡大しています。業界団体との軋轢や法律の改正などの課題もありますが、シェアリングエコノミーにまつわるサービスが登場したり、ニッチな層に向けたシェアリングサービスが続々と生まれたり、今後も市場は成長していくと予想されています。

そんな中、福利厚生サービス利用者428万人に向けた新たにシェアリングエコノミープラットフォーム「Worker’s Market」が誕生しました。ますます市場が拡大するシェアリングエコノミーのおさらいを含め、新サービス「Worker’s Market」の特徴を見てみましょう。

目次

  1. シェアリングエコノミー業界を牽引するモノのシェア、スキルのシェア
  2. ベネフィット・ワンがシェアリングサービス「Worker’s Market」を提供開始
  3. まとめ

1.シェアリングエコノミー業界を牽引するモノのシェア・スキルのシェア

モノ・スキルのシェアや売買を個人単位で行うことができるシェアリングエコノミーサービスは、月日を追うごとに拡大し、成長が目覚ましい業界となっています。

あらゆるものがシェアリングエコノミー市場に出され、既存のモノやスキルに新たな価値が付加され売買されています。

モバイルを使って気軽にリーズナブルに依頼・受注ができることや、自分の隙間時間、遊休資産を使って副収入を得られるなど、提供者と利用者双方にとって多くのメリットがあります。

馴染み深いモノのシェアでは、メルカリがフリマ業界を牽引しています。 スマートフォンから簡単なステップで出品・購入ができる、匿名で配送できるなど、ユーザーにとっての利便性の面でも人気となっています。

空き部屋や不動産をシェアする空間・スペースシェアは、これまで民泊と呼ばれる小さな市場でしたが、Airbnbの登場で急速に市場が拡大し、日本では2017年6月に法律が改正され、通称「民泊新法」が成立するに至りました。

これによりシェアリングエコノミーは新たな法律ができるほどのインパクトがあることと、ニーズがあることが証明されました。

関連記事:遂に民泊新法が成立!その概要と施行時期、気になる今後の市場動向

 

スキルシェアのプラットフォームはどんどん増えています。

プロからアマチュアまで、さまざまなクラウドワーカーに仕事を発注できるスキルのシェアのLancersCrowdWorksを筆頭に、 家事、ペットシッター、引っ越し手伝いなど、ちょっとした用事が頼めるanytimes pook などがあります。

ほかにも、ジャンル別のシェアエリングエコノミーサービスは下記で紹介されています。

関連記事:ヒト、モノ、場所 ジャンル別シェアリングエコノミービジネスまとめ

 

2.ベネフィット・ワンがシェアリングサービス「Worker’s Market」を提供開始

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スキルシェアのプラットフォームが次々登場する中、福利厚生サービスを提供するベネフィット・ワンが「Worker’s Market」をリリースしました。

福利厚生サービス「ベネフィット・ステーション」を利用する企業や団体会員428万人が対象となり、会員間でモノやスキルのシェアができます。

Worker’s Marketの特徴1:サービス料・手数料が無料

これまでのスキルシェアのプラットフォームの違いは、サービス料や手数料が無料であることです。プラットフォーム側は手数料等で収入を得ているため、プラットフォームを通して得た収益の数%を徴収されるなど、手数料を支払わなければなりませんでした。

しかしWorker’s Marketは、ベネフィット・ワンの福利厚生サービスの一環として提供されているため、ユーザーはサービス料・手数料なしで使うことができます。

既存よりも安く、リーズナブルにサービスを利用できることがシェアリングエコノミーの特徴の1つですので、ユーザーとしては手数料の有無も利用の判断材料となり得ます。モノ・スキルの取引にかかる料金のみで利用できる点は、サービスの強みといえるでしょう。

Worker’s Marketの特徴2:ユーザーが福利厚生サービス会員に限定されている

またWorker’s Marketは誰でも使えるオープンなコミュニティではなく、すでにある福利厚生コミュニティ会員がユーザーです。不特定多数のユーザーが集まるプラットフォームではなく企業や団体の会員であるため、バックグラウンドチェックが済んでおり、悪意を持ったユーザーが入りにくくなっています。シェアリングエコノミーサービスの利用が初めてだという人でも、安心して使える環境です。

さらに自身が所属する団体・企業、社内検索や受け渡しエリアの絞り込みができるため、社内や近所などを選ぶことが可能です。隣の部署や同じ団地の住人など、利用者のコミュニティを広げることができ、社内や顔見知りが提供者や利用者であれば、より安心して積極的に利用することができます。

そして「こんなものが欲しい」「こんなスキルがある人に頼みたい」などのリクエスト機能もあるため、商品やスキルが飽和状態になりにくく、常に活発に市場が動くことが予想されます。

 

まとめ

次々と新しいプラットフォームやサービスが誕生するシェアリングエコノミーサービスの新プラットフォームWorker’s Marketは、手数料無料でクローズドなプラットフォームであることが特徴でした。ユーザーのコミュニティや料金システムを変えるだけで、また違ったプラットフォームが誕生するという一例です。まだまだ勢いが止まらないシェアリングエコノミーの新たなサービスに期待していきましょう。

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